1.売却の流れ
相続した不動産を売却する場合、遺言書の確認から始まり、名義変更、査定などさまざまなステップを踏む必要があります。
すべて一人でやることも不可能ではありませんが、「不動産取引に慣れている」という方はそれほど多くなので、専門家に相談するのがベストと言えるでしょう。
これまで不動産トラブルを1,200件以上解決してきた「株式会社リビングイン」なら、不動産まわりの細かい取引をすべておまかせいただけます。
1-1.相続した不動産を売却する流れ
不動産を相続した場合、一般的に下記のような流れで売却を行います。
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step 1
遺言書の確認
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不動産相続が発生したら、まずは遺言書の確認を行います。有効な遺言がある場合、遺言書に従い相続人で分割を行うことになります。逆に有効な遺言書がない場合、まず相続人の確認を行い、遺産分割協議を行います。
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step 2
名義変更
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step 3
査定
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step 4
売却
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売買契約締結の当日の流れは以下のようになります。
1.売主と買主の顔合わせ
2.売却する不動産の説明
3.売買契約書の確認・記入・押印
4.手付金の受取なお、換価分割の場合は利益を分割することになります。
2.諸経費や手数料について
不動産取引では、仲介手数料のほか管理手数料や改修工事をした場合の手数料といった費用も発生します。あらかじめ「どのくらいお金がかかるのか」を確認し、あとから慌てないよう準備を進めていきましょう。
2-1.仲介手数料
仲介手数料とは、不動産を売却する際仲介してくれた不動産会社に、報酬として支払うお金です。
仲介手数料には上限が定められており、取引の当事者が不利益を受けないように法律で定められています。
売買価格に対する報酬額は下記の通りです。
※表は左右にスクロールして確認することができます
売買価格 | 報酬額 |
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400万円超の部分 | 取引額の3%以内 |
200万円超400万円以下の部分 | 取引額の4%以内 |
200万円以下の部分 | 取引額の5%以内 |
また、取引額が400万円調の場合は次の計算式で仲介手数料を求められます。
売却価格×3%+60,000円=仲介手数料 |
ほとんどの不動産業者は、仲介手数料の上限額を請求してきます。売却活動においての収入がほぼこの仲介手数料のみとなるからです。
ただし、最近は、仲介手数料を半額にしている不動産業者や、「仲介手数料無料」をアピールしている不動産業者も多くあります。
他社との差別化を図るために、値引きをするケースが増えているのです