NEWS blog

NEWS NEWS

2021.05.30 NEWS

書類集めや境界問題に直面、再建築不可の戸建てを相続し売却を成功させた50代男性の事例

書類集めや境界問題に直面、再建築不可の戸建てを相続し売却を成功させた50代男性の事例

不動産の相続でお悩みの方へ、

こんにちは、株式会社リビングインで売買を担当している不動産鑑定士補兼宅地建物取引主任者の相樂です。

相楽

弊社では、これまで相続不動産売却の経験者、計54名の方々にご協力いただき、当時のお話について取材してきました。

その中で、今回は近畿地方に住む50代の男性から伺った、『相続した古い戸建てをリフォームせず、そのまま売却した』エピソードについて紹介し、相続不動産売却の実態やその難しさ、そしてそれらをどう乗り越えたのかを深く掘り下げていきます。

1.売却を決断した背景

内観

1-1.古い物件の問題

私が相続したのは、1976年に建った築46年とかなり古い戸建てでした。

リフォームや再建築を考えると、費用がかかりすぎるため、そのままの状態で売却することに決めました。

ただ、物件自体は再建築不可で、前面道路や間口の問題があるため、隣地の方々と土地を調整しない限り新たな建築はできないという厳しい条件でした。

最初はそれを理解していなかったので、査定書を見ても『再建築不可』の意味がよく分からず、戸惑いました。。。

そのため、市役所の建築指導課に足を運び、具体的なアドバイスをもらいました。

1-2.売却前の検討と選択

物件が古く、現状のままで売るか、修繕して価値を上げてから売るかの選択肢がありました。

修繕費の見積もりを何社かに依頼しましたが、いずれも高額で、賃料収入で元を取るには10年以上かかることがわかりました。

そのため、修繕は断念し、現状のまま売却することに決めました。

また、収益還元法についても学び、どの選択が最適かを慎重に判断しました。

2.売却手続きの難しさ

書類

2-1.書類集めの苦労

売却の手続きで特に大変だったのは、書類の準備です。

相続によって手に入れた物件でしたが、父が痴ほう症を患って亡くなったこともあり、重要な書類がどこにあるか分からない状態でした。

結局、家の中には売買契約書や権利書、登記費用に関する証明書が見当たらず、税務申告の際には何度も税務署や役所に足を運びました。

最終的には、閉鎖謄本を取り寄せ、父だと分かりながらも前所有者を確認しながら、必要な書類を集めていきました。

それでも、非常に時間と労力を要しました。

2-2.隣地との調整と訴訟

さらに、この物件は筆界確定の問題もありました。

土地が大きい田舎の場合、境界が明確でないと売却がスムーズに進みません。

私は隣地所有者との話し合いを試みましたが、うまくいかず、境界確定訴訟に発展してしまいました。

こういったトラブルは予想外でしたが、相続物件ではよくある問題だということを学びました。

それでも、なんとか合意に至り、境界の問題を解決することができました。

3.学びと他の人へのアドバイス

仕事中男性

3-1.税務申告の準備

相続した実家を売却する際、売買契約書や権利書だけでなく、修繕履歴や筆界確定の証明書など、多くの書類が必要になります。

特に、税務申告では簿価を知るため、細かい領収書や契約書類が必要になります。

売却を進める中で、しっかり準備しておくことが重要だと思います。

売却のタイミングで焦らないためにも、早めの確認と整理が欠かせません。

3-2.修繕履歴の重要性

建物が古い場合、建物の修繕履歴を記録しておくことも大切です。

これがないと建物の価値を正確に見積もることが難しくなります。

もし、修繕履歴を見せることが出来れば、買い手にとっても安心材料となり、より良い条件での売却が期待できます。

4.担当者からのアドバイス

作業中の相樂

今回のエピソードを通して感じたのは、相続不動産の売却には多くの手続きや課題があるということです。

特に、再建築不可物件のように、特殊な条件がある場合は、建築士や土地家屋調査士など専門家のアドバイスを早い段階で受けることが大切です。

また、書類や手続きが複雑なため、事前準備が何よりも重要です。

相続不動産を売却する際には、税務や法的な面を含めて、しっかりとした計画を立てて、進めるよう心がけてください。

焦らず、一歩一歩、確実に準備を進めることが成功への鍵です。

5.無料相談や取引実績について

打ち合わせの様子

5-1.無料相談について

この記事を読んで、不動産の売却についてもっと詳しく知りたいと感じた方は、ぜひ無料相談をご利用ください。
無料相談は可能であれば、対面やオンラインで2時間くらいじっくり行い、しっかりと状況を理解したいと考えています。

さらに、無料相談後に売却依頼をいただいた場合、仲介手数料を1.5%と通常の半額にしています。

と言うのも、相談を通じて相談者さまの状況をきちんと理解し、最適な戦略・ストーリーを立てやすくなるからです。
高い値段で売ることが出来たり、トラブルなく、ご満足いただける事が多いため、手数料を半額に割引しています。

5-2.無料相談の推移と成功事例

相談件数の推移_2023

2012年から続けてきた無料相談では、これまでに1,200件を超えるケースを受け、その中から、250件以上の不動産取引を成功させています。

無料相談のお申し込みはこちらからお願いします。

この成功が可能だった主な理由は以下の二つだと思っています。

5-2-1.経験と事例の活用

長年にわたる豊富な経験を基に、個々の状況に応じた最適な対応を提供してきました。

このアプローチは多くのお客様に信頼されています。

5-2-2.戦略的なアプローチの確立

無料相談を通じて、お客様一人ひとりのニーズを深く理解し、適切な戦略を立てることができました。

相続したマンションの売却は重要な決断だと思います。

5-3.創業10年を超え、取引件数も250件を突破

2011年以降、250件以上の不動産取引を担当し、どの不動産を購入・売却すべきか、そして、その注意点への理解を深めています。

5-3-1.住み替え相談が増えています

現在、地方のみならず、東京においても相続や高齢化に伴うご自宅の売却と新居への住み替え相談が増加しています。
今後も、これまでの経験・強みを活かし、丁寧に対応し続けていきます。

5-3-2.住宅ローンの滞納相談

さらに、住宅ローンの返済に不安を感じる50代、60代の方々に対して、LINE公式アカウントや電話での無料相談を通じ、実務担当が直接対応しています。

成功事例の詳細は解決事例まとめに、私たちのGoogleの口コミもまとめてあります。

弊社のウェブサイトでは、お悩み解決事例を紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
———————————————
再生・売却成功事例
https://atliving.net/topic/category/case/
———————————————

注)これらの事例はトラブル解決の参考として掲載しております。ただし、個人情報保護のために価格や場所の詳細は変更しています。詳細はメールや面談でご説明いたします。