世田谷区１００㎡超のヴィンテージマンションをリノベ後、１億円で転売した事例

希少性の高い、都心のヴィンテージマンションは価格の高騰が続いているようです。

こんにちは、株式会社リビングインで売買を担当している不動産鑑定士補兼宅地建物取引主任者の相樂です。

今回の記事では、２０２１年の夏に行われたヴィンテージマンションの転売事例について紹介しています。

対象物件は、代々木上原や下北沢エリアの再開発が進む小田急線沿い世田谷区に位置するヴィンテージマンションです。

リノベーションを施した上で、高額で売却することができました。

１．物件概要と相談までの経緯

まず、今回の物件概要や相談までの経緯について解説していきます。

１－１．物件概要

-物件の種類：区分マンション
-所在地：小田急線沿い世田谷区、代々木上原や下北沢エリア
-最寄り駅：最寄駅から徒歩９分
-周辺環境：近くに公園が２つあり、生活しやすい環境
-物件の広さ：１００㎡を超える広さ
-建物の特徴：広い敷地にゆったりとした低層の建物、エントランスや共用廊下はタイル張り
-リノベーション内容：キッチン交換、バスルームにレインシャワー設置、１０００万円以上の高グレードリノベーション
-売却までの期間：企画から改修工事、決済まで約４ヶ月
-売却対象：実需向け
-売却価格：一億円を超える価格
-購入者：資産家一族（将来の相続を見据えて購入）

１－２．相談までの経緯

この案件は、２０２１年３月に弁護士からの紹介でスタートしました。

当初は、大手仲介業者の介入や家族間のトラブルがあり、一時は交渉が中断しましたが、最終的に個人投資家による共同投資で購入が決定しました。

その後、投資家がリノベーションを実施し、売却活動が本格化。

物件の内見やリノベーションの進捗確認が繰り返される中、買主との信頼関係が築かれ、約２ヶ月の交渉を経て売買が成立しました。

２．成功要因

続いて、今回の成功要因について解説します。

２－１．物件の希少性と戦略的売却

ヴィンテージマンションの希少性を強調し、ターゲットを絞り込んで販売を進めた結果、満額での買付が実現しました。

２－２．質の高いリノベーションとタイミング

リノベーションによって物件の価値が向上し、工事の進捗段階から多くの問い合わせが寄せられたことが売却成功につながりました。

２－３．信頼関係の構築

買主との密なコミュニケーションを通じて、工事の進捗や条件面での合意をスムーズに進めたことで、確実な売却が実現しました。

２－４．市場動向を活かした価格設定

再開発エリアの需要や市況を考慮し、柔軟に価格設定を見直すことで、高額での売却が可能になりました。

最後に、売却で使える税金の特例や案件の詳細はこちらです。

世田谷区１００㎡超のヴィンテージマンションをリノベ後、１億円で転売した案件

３．無料相談や取引実績について

グラフの通り、２０１２年以降１，２００件を超える無料相談と、２５０件を超える不動産売買を経験してきました。

相続に関する相談も２５０件を超え、不動産を使った相続税対策や今回のように、相続した不動産の売却を行ってきました。

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と言うのも、相談を通じて相談者さまの状況をきちんと理解し、最適な戦略・ストーリーを立てやすくなります。

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