2022.10.10 NEWS
相続放棄した不動産は売却できる?流れと大切な注意点3つと事例
相続放棄をすると、相続人は遺産を一切受け取らないという選択をしたことになります。
しかし、相続放棄をした場合でも、不動産を売却することができるか、という疑問が生じることが多いです。
実際、相続放棄後はその不動産の処分に関して、注意すべき法的手続きや制約が存在します。
本記事では、相続放棄をした後の不動産売却が可能なケースとその流れ、そして注意すべきポイントについて詳しく解説します。
1.相続放棄が不動産に及ぼす影響
相続放棄とは、遺産の全てを引き継がない選択です。
相続放棄をすると、相続人は負債を含めた財産の相続権を放棄し、次順位の相続人に権利が移行します。
また、相続放棄をした後も一部の管理義務が残る場合があります。
放棄後、不動産の管理や売却は次順位の相続人や相続財産清算人によって行われます。
2.相続放棄後の不動産売却の流れと手続き
相続放棄後、不動産を売却するには、まず相続登記を完了し、次に相続財産清算人による売却手続きを進めることが必要です。
売却に際しては、必要な書類や法的手続きを整えることが重要です。
また、全ての相続人が相続放棄した場合、国への帰属制度を利用することも可能です。
3.相続放棄後に不動産を売却する際の注意点
相続放棄後の不動産売却には、譲渡所得税や登録免許税、測量費用など多くの税金や費用が発生します。
さらに、被相続人に残った債務の影響も考慮し、売却代金が債務に充てられる可能性があるため、事前に慎重な計画が求められます。
また、遺産分割協議が必要な場合には、家庭裁判所を利用して協議を進めることが必要です。
4.スムーズな売却のために専門家を活用する方法
相続放棄後の不動産売却を成功させるためには、不動産会社や司法書士、弁護士と連携することが重要です。
専門家の協力を得ることで、売却手続きを円滑に進め、法的リスクを最小限に抑えることができます。
また、適切な価格設定や市場動向を考慮しながら売却活動を進めることも、高値での売却に繋がります。
この記事の詳細はこちらをご覧ください。
また、弊社が担当し、相続した空き家を売却した事例はこちらです。
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