2021.06.10 NEWS
相続した不動産の維持費が高く、売却に時間がかかるも不動産会社選びと市場調査の重要性を学んだ事例
不動産の相続でお悩みの方へ、
こんにちは、株式会社リビングインで売買を担当している不動産鑑定士補兼宅地建物取引主任者の相樂です。
弊社では、これまで相続不動産売却の経験者、計54名の方々にご協力いただき、当時のお話について取材してきました。
その中で、今回は近畿地方に住む40代の男性から伺った、『管理・修繕や税金などの維持費が高く、利用する予定がない不動産を手放した』エピソードについて紹介し、相続不動産売却の実態やその難しさ、そしてそれらをどう乗り越えたのかを深く掘り下げていきます。
1.売却までの道のりと課題
1-1.不動産売却の理由
私が相続したのは、近畿地方にある4LDKの区分マンションでした。
相続した当初から将来的に住む予定は全くありませんでした。
しかも、管理費や修繕積立金が毎月かかり、税金がかさむため、維持していくのが難しく感じました。
それが売却の大きな理由です。
最初は、自分でも売却を迷っていました。しかし、将来にわたって使うことがなく、荷物置き場となっていたことから、手放す決断をしました。
1-2.大変だった片付け作業
売却の準備を始める前に、まず部屋の片付けをしなければなりませんでした。
4LDKの広いマンションには、相続した時点で、両親の膨大な量の物が残されていました。
そのため、売却前に部屋を整理するのに、結局、約3ヶ月もかかってしまいました。
毎日ゴミ袋に物を詰め込み、ゴミの日ごとに何度もマンション下のゴミ捨て場に足を運びました。
捨てられるものは全て処分し、売れる物はメルカリで売ったり、知人にも持って行ってもらったりしました。
最後に残った家具は、自分ではどうしようもできなかったため、結局、業者に依頼して引き取ってもらいました。
今の時代、本当に捨てるにもお金がかかるんですね・・・。
2.不動産売却過程での困難
2-1.買い手探しの難しさ
相続したマンションを売りに出すとき、私は以前から付き合いのあった大手不動産会社に売却依頼を出しました。
その際、不動産会社に任せっきりにするのではなく、自分でも売り出し価格や相場をしっかり調べておくべきでした。
色々と話ましたが、私が提示した売り出し価格は相場よりもかなり高い設定になってしまっていたため、最初の1年は買い手がつきませんでした。
結局、売れるまでに5回ほど値段を下げ、最終的には、業者買取という買い叩かれるような形での売却となりました。
売れるまでに1年以上かかってしまい、当初の売却計画が甘かったのだと感じました。
2-2.不動産会社とのコミュニケーション
売却がうまく進まなかった理由のひとつに、不動産会社とのコミュニケーション不足が挙げられます。
最初に依頼した際、相場についてもっとアドバイスをもらえたら良かったと思っています。
また、売却が進まない状況でも、こちらからもっと積極的に問い合わせや相談を行うべきでした。
担当からあまり連絡がなかったため、自分の方もあまり意識する事が少なかったです。
結局、長期間売れなかったため、もっと多くの不動産業者に相談するべきだったと感じています。
3.マンション売却後に学んだ教訓と今後の対策
h4>3-1.大手不動産会社の信頼性
売却を経験して一番強く感じたのは、信用できる不動産会社の選択が非常に重要だということです。
小さな地元の不動産会社も悪くはないと思いますが、やはり大手の不動産会社の方が情報量が豊富で、細かな部分までしっかり対応してくれる印象があります。
実際、何か問題が起こった際にも、大手であれば責任をもって迅速に対応してくれますが、小規模の業者では対応が曖昧になりがちです。
依頼したことがないので、あくまでイメージですが・・・。
次回、もし同じような状況に直面した場合でも、わたしは最初から大手の不動産会社を選ぶつもりです。
3-3.売却前の物件整理と掃除の大切さ
今後、相続した物件の売却を検討している方は、自分で物件の相場を調べ、たとえ、大手であっても不動産会社の言うことだけに頼らないようにしてください。
また、不動産会社の担当者とのコミュニケーションも非常に大切だと感じました。
売却が長引く中で、担当者とのやり取りが疎かになると、適切なアドバイスやフィードバックが受けられず、時間がかかってしまう可能性があります。
安心の大手であってもこちらから連絡しないと、情報をくれる事はありませんでした。
3-2.売却前の物件整理と掃除の大切さ
また、不動産会社に売却を依頼すると、多くの方が内覧に訪れます。
その際、物件はできるだけ綺麗に整理整頓しておくことが大事だと感じました。
これは主観ですが、掃除が行き届いていない部屋を見せるよりも、きれいな部屋の方が印象が良く、売却に向けた準備が整っていることが伝わると思います。
細かい部分まで配慮し、物件を清潔に保つことで、内覧した人へも好印象を与えることができると思います。
汚れた部屋を見せるより、綺麗に整えた状態で見てもらうほうが購入後の生活がイメージ出来、良い結果を得られると思います。
4.担当者からのアドバイス
今回のインタビューでは、相続不動産の売却には準備や情報収集がいかに重要かが分かるお話だと思います。
4-1.相場の把握の大切さ
特に、相場を把握せずに売却を進めてしまうと、結果的に、売却まで時間が掛かり、売却価格が低くなる可能性が高いです。
そのため、まずは相場調査や複数の業者からの見積もりを取ることを忘れないでください。
その上で、高い値段で売り始め、問い合わせを見つつ、段階的に価格を調整する流れが良いと思います。
4-2.信用できる大手でもこのレベル・・・
また、売却を依頼する不動産会社は信頼性を重視し、実績や口コミで評判の良い会社を選ぶのが安心だと思います。
この方も言っていましたが、大手であってもこちらが積極的に動かないと連絡をくれない事があります。
その上で、長期間物件が売れずに悩んでいる方も焦らず、じっくりと市場の動向を見極めながら進めていくことが重要です。
相続不動産の売却を検討している方にとって、このお話が少しでも役立てば幸いです。
5.無料相談や取引実績について
5-1.無料相談について
この記事を読んで、不動産の売却についてもっと詳しく知りたいと感じた方は、ぜひ無料相談をご利用ください。
無料相談は可能であれば、対面やオンラインで2時間くらいじっくり行い、しっかりと状況を理解したいと考えています。
さらに、無料相談後に売却依頼をいただいた場合、仲介手数料を1.5%と通常の半額にしています。
と言うのも、相談を通じて相談者さまの状況をきちんと理解し、最適な戦略・ストーリーを立てやすくなるからです。
高い値段で売ることが出来たり、トラブルなく、ご満足いただける事が多いため、手数料を半額に割引しています。
5-2.無料相談の推移と成功事例
2012年から続けてきた無料相談では、これまでに1,200件を超えるケースを受け、その中から、250件以上の不動産取引を成功させています。
無料相談のお申し込みはこちらからお願いします。
この成功が可能だった主な理由は以下の二つだと思っています。
5-2-1.経験と事例の活用
長年にわたる豊富な経験を基に、個々の状況に応じた最適な対応を提供してきました。
このアプローチは多くのお客様に信頼されています。
5-2-2.戦略的なアプローチの確立
無料相談を通じて、お客様一人ひとりのニーズを深く理解し、適切な戦略を立てることができました。
相続したマンションの売却は重要な決断だと思います。
5-3.創業10年を超え、取引件数も250件を突破
2011年以降、250件以上の不動産取引を担当し、どの不動産を購入・売却すべきか、そして、その注意点への理解を深めています。
5-3-1.住み替え相談が増えています
現在、地方のみならず、東京においても相続や高齢化に伴うご自宅の売却と新居への住み替え相談が増加しています。
今後も、これまでの経験・強みを活かし、丁寧に対応し続けていきます。
5-3-2.住宅ローンの滞納相談
さらに、住宅ローンの返済に不安を感じる50代、60代の方々に対して、LINE公式アカウントや電話での無料相談を通じ、実務担当が直接対応しています。
成功事例の詳細は解決事例まとめに、私たちのGoogleの口コミもまとめてあります。
弊社のウェブサイトでは、お悩み解決事例を紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
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再生・売却成功事例
https://atliving.net/topic/category/case/
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注)これらの事例はトラブル解決の参考として掲載しております。ただし、個人情報保護のために価格や場所の詳細は変更しています。詳細はメールや面談でご説明いたします。
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