2021.04.20 NEWS
広大な土地付きの相続不動産を知人に売却、交渉と家財整理の難航を乗り越えた40代男性の成功事例
不動産の相続でお悩みの方へ、
こんにちは、株式会社リビングインで売買を担当している不動産鑑定士補兼宅地建物取引主任者の相樂です。
弊社では、これまで相続不動産売却の経験者、計54名の方々にご協力いただき、当時のお話について取材してきました。
その中で、今回は東北地方に住む40代の男性から伺った、『相続した利用する予定がない不動産を売却した』エピソードについて紹介し、相続不動産売却の実態やその難しさ、そしてそれらをどう乗り越えたのかを深く掘り下げていきます。
1.相続した物件の売却を決断した理由
1-1.広大な土地と家の思い出
この物件は広大な土地に戸建ての家があり、畑や果樹園、養殖池、さらには養鶏場まである自然豊かな場所でした。
幼いころには家族と一緒に収穫体験をしたり、池で釣りをしたり、採れた卵や野菜を使って庭先でバーベキューをしたりと、かけがえのない経験をたくさんさせてもらいました。
特に印象的だったのは、養殖池で育てた魚での釣りや収穫した野菜を使った料理の思い出です。
ただ、祖父母の代になると、年齢のせいで管理が難しくなり、家や土地も徐々に傷んでき他のを覚えています。
その上、近くの沢で治山ダムの工事が始まり、池に引いていた沢水に異常が発生してしまいました。
養殖していた魚が全滅してしまい、最終的には県の職員が水質検査に来ましたが、原因不明との結論が出されました・・・。
弁護士の立会いのもと、対策工事を進めたものの、費用面でどうにもすることが出来ず、次第に管理が行き届かなくなっていきました。
1-2.売却のきっかけ
広すぎる土地や家の管理が難しいことに加え、物件も古くなりリフォームや再建築が必要な状況でした。
さらに、家族間で物件の利用について意見の相違があったため、話し合いの結果、最終的にこの物件を売却することにしました。
特殊な不動産で大切な思い出が詰まっている場所でしたが、将来の利用予定がないことや管理の費用や手間を考え、手放す決断に至りました。
1-3.知人への売却とその難しさ
不動産会社選びに関しては、以前から知り合いの業者にお願いすることにしました。
また、購入希望者も古くから付き合いのある知人で、第二の人生を歩むためにこの土地を活用したいという話がありました。
そのため、売却交渉自体はスムーズに進んだように思えたのですが、実際にはお互いに遠慮があり、価格設定や条件決定には時間がかかってしまいました。
特に、感情的な部分が絡んでしまい、客観的な判断が難しかったため、第三者のアドバイスがあれば、もっと良かったと今になって思います。
よく分からない場合には専門家をキチンといれ、進ませた方が、納得いくし、後に遺恨を残すことが少ないと思います。
2.売却過程での課題と解決策
2-1.家財整理の難しさ
物件の売却にあたって最大の問題となったのは家財の整理です。
売却前に時間がなく、家の中に多くの物が残されたままになっていました。もともと、物置のように使っていたことも大変さを増しました。
清掃業者に依頼しようと考えたのですが、見積り費用が高額で、売却前にその費用を捻出することが難しい状況でした。
このような状態でどうしようかと悩んでいたところ、購入希望者から「現状のままでいいので、清掃費用はこちらで負担する」との提案を受けました。
そのため、売却価格は多少下がりました。
それでも、清掃費用の心配がなくなり、物件を現状のまま売却できたのは大きな助けになりました。
2-2.売却や登記書類手続きの複雑さ
他にも、売却に際して、多くの書類の準備が必要でした。
特に相続関連の手続きは複雑で、相続人全員の署名や押印を集めるために何度も足を運ぶ必要がありました。
書類作成に時間がかかり、その手間は思っていた以上に大変でした。
また、相続に関する法的な問題も発生し、それを解決するために専門家の力を借りることになりました。
今振り返っても、法的な部分や書類整理には事前準備が非常に重要だと感じています。
2-3.市場調査の重要性
最後に、売却後に後悔していることとして、もっと相場調査をしっかりしておけばよかったという点があります。
そもそも、知人への売却ということもあり、あまり細かく市場価格を調べずに進めた部分があったため、正しい価格で売却できたのか疑問が残りました。
そのため、売却する際には、必ず市場調査を行い、複数の不動産業者から見積もりを取ることが大切だと痛感しました。
こんな大きな土地の相場など、本当に分からない事が多く、苦労しました。
3.これから不動産の売却を検討している人へのアドバイス
3-1.良い不動産業者を選ぶこと
売却を成功させるためには、信頼できる不動産業者の選定が何より重要です。
今回の売却は、記述の通り、知人との関係があったため、条件の交渉が難航しました。
それでも、担当者がしっかりサポートしてくれたおかげで、大きなトラブルなく進めることができました。
知人との関係には若干の不安がありますが・・・。
3-2.事前の準備と計画
また、書類手続きや家財整理、相続に関する問題が多く発生するため、司法書士の協力の基、事前の準備が不可欠です。
建物を売却を考えている方は、時間と費用をしっかり確保し、早めに手続きを進めることをお勧めします。
4.担当者からのアドバイス
今回のお話では、家財整理や書類手続き、知人との交渉といった点で多くの困難があったことがわかりました。
相続不動産の売却は、感情的な要素も絡み、特に知人同士での交渉では客観的な判断が難しくなることもあります。
そのため、司法書士や税理士、土地家屋調査士などの第三者のサポートを受けることや、ご自身でも市場調査をしっかり行うことが大切です。
また、特に郊外や地方の場合、売却の準備には思った以上に時間と手間がかかるため、充分に時間を取り、計画的に進めることを心掛けて下さい。
不動産の売却を検討している方は、焦らずにしっかりと準備を進めることが、最終的に後悔しないためのポイントだと思います。
5.無料相談や取引実績について
5-1.無料相談について
この記事を読んで、不動産の売却についてもっと詳しく知りたいと感じた方は、ぜひ無料相談をご利用ください。
無料相談は可能であれば、対面やオンラインで2時間くらいじっくり行い、しっかりと状況を理解したいと考えています。
さらに、無料相談後に売却依頼をいただいた場合、仲介手数料を1.5%と通常の半額にしています。
と言うのも、相談を通じて相談者さまの状況をきちんと理解し、最適な戦略・ストーリーを立てやすくなるからです。
高い値段で売ることが出来たり、トラブルなく、ご満足いただける事が多いため、手数料を半額に割引しています。
5-2.無料相談の推移と成功事例
2012年から続けてきた無料相談では、これまでに1,200件を超えるケースを受け、その中から、250件以上の不動産取引を成功させています。
無料相談のお申し込みはこちらからお願いします。
この成功が可能だった主な理由は以下の二つだと思っています。
5-2-1.経験と事例の活用
長年にわたる豊富な経験を基に、個々の状況に応じた最適な対応を提供してきました。
このアプローチは多くのお客様に信頼されています。
5-2-2.戦略的なアプローチの確立
無料相談を通じて、お客様一人ひとりのニーズを深く理解し、適切な戦略を立てることができました。
相続したマンションの売却は重要な決断だと思います。
5-3.創業10年を超え、取引件数も250件を突破
2011年以降、250件以上の不動産取引を担当し、どの不動産を購入・売却すべきか、そして、その注意点への理解を深めています。
5-3-1.住み替え相談が増えています
現在、地方のみならず、東京においても相続や高齢化に伴うご自宅の売却と新居への住み替え相談が増加しています。
今後も、これまでの経験・強みを活かし、丁寧に対応し続けていきます。
5-3-2.住宅ローンの滞納相談
さらに、住宅ローンの返済に不安を感じる50代、60代の方々に対して、LINE公式アカウントや電話での無料相談を通じ、実務担当が直接対応しています。
成功事例の詳細は解決事例まとめに、私たちのGoogleの口コミもまとめてあります。
弊社のウェブサイトでは、お悩み解決事例を紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
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再生・売却成功事例
https://atliving.net/topic/category/case/
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注)これらの事例はトラブル解決の参考として掲載しております。ただし、個人情報保護のために価格や場所の詳細は変更しています。詳細はメールや面談でご説明いたします。
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