2022.01.20 NEWS
父の死後、兄弟から無理矢理購入させられた不動産を50代女性が売却、管理費と解体費用に苦労した事例
不動産の相続でお悩みの方へ、
こんにちは、株式会社リビングインで売買を担当している不動産鑑定士補兼宅地建物取引主任者の相樂です。
弊社では、これまで相続不動産売却の経験者、計54名の方々にご協力いただき、当時のお話について取材してきました。
その中で、今回は九州地方に住む50代の女性から伺った、『相続後の管理負担から解放された』エピソードについて紹介し、相続した不動産の売却に至るまでの苦労や、その過程で学んだことを深く掘り下げていきます。
1.父の財産を巡るトラブルと不動産の購入
1-1.父の他界と兄弟の無理な要求
父が亡くなったのは23年前です。
父は生前、大きな工場を持つ会社を経営していたこともあり、相応の遺産がありました。
そのため、父の兄弟は遺産に興味を持って近づいてきました。
父が亡くなった後、父の兄弟から「相続でお金をもらったなら、土地を買ってくれ」と無理矢理頼まれたのが、今回売却した不動産です。
親族からのプレッシャーで購入したこの物件は、私にとって最初から納得のいかないものでした。
1-2.物件の維持と費用負担
物件はかなり老朽化していて、管理に多くの費用がかかりました。
特に大変だったのが、草刈りや建物の解体でした。
梅雨の時期には雑草が驚くほど生い茂り、近くにあるシルバー人材センターに頼んで何度も草刈りをお願いしました。
また、建物は解体に500万円もかかりました・・・。
台風の季節には、近隣の住民から「屋根の瓦が飛びそうだから何とかしてほしい」といった苦情もあり、維持管理の負担が非常に大きかったです。
相続不動産の維持には思いもよらない費用がかかることを痛感しました。
1-3.最終的な売却への決断
この物件を維持し続けるのはあまりに負担が大きく、最終的に売却することを決断しました。
ただし、売却に向けては多くの困難がありました。
売りに出す前には部分的な修繕を行ったものの、買い手がすぐに見つかるわけではなく、売却までに一年以上かかりました。
2.売却の困難と成功
2-1.買い手探しの難航
物件は福岡の田舎にあったため、都市部と比べて買い手が見つかりにくい状況でした。
売り出してすぐ、新婚夫婦や定年前の警察官など、何人かが興味を示してくれました。
しかし、最終的には「第一希望の土地が見つかったから購入をやめる」ということが続き、なかなか決まりませんでした。
田舎の不動産はどうしても買い手の競争が少なく、売却までに時間がかかると実感しました。
2-2.売却価格の後悔
売却が成立するまでの苦労もありましたが、最終的に決まった価格には正直後悔しています。
なぜかというと、物件の老朽化や立地の影響で、思っていたよりも安い価格での売却となってしまったからです。
もし次回、同じような状況に直面するのであれば、もっと早めに売却プロセスを始め、事前にしっかりと調査を行いたいと考えています。
2-3.良い業者との出会い
それでも幸いなことに、親族や友人の紹介で出会った不動産業者が非常に親切で、最終的には安心して売却を進めることができました。
業者のサポートがなければ、さらに苦労していたかもしれません。
3.売却に際して学んだことと他の人へのアドバイス
3-1.相続物件を安易に受け取ることのリスク
今回の経験で学んだのは、相続した不動産は必ずしもすぐに買い手が見つかるとは限らないということです。
特に、田舎の不動産は売却までの間に様々な費用もかかるため、相続を安易に受け入れるのは避けた方がいいと思います。
何とか売却にこぎつけましたが、費用面で取り戻せなかった部分も多く、これが都市部だったらまた違った結果になったのかもしれません。
3-2.田舎の不動産売却の難しさ
これまで話してきた通り、田舎の物件では、やはり買い手が見つかるまでのハードルが高いです。
私の物件も、福岡の田舎であることがネックになり、結局売却までに非常に時間がかかりました。
こうした地方での売却を考えている人は、売却にかかるコストと時間を十分に考慮した上で、事前に準備を進めることを強くおすすめします。
4.担当者からのアドバイス
今回のエピソードから学べることは、相続した不動産を持ち続けることには予想以上にコストがかかるという点です。
特に地方の物件では、買い手を見つけるまでの時間と費用は大きな負担となることが多いです。
そのため、相続を受けた際は、できるだけ早くプロセスを開始し、しっかりと調査を行うことが大切です。
もし、引き継いだ不動産の売却を検討している方は、物件の状態や市場の動向を確認しつつ、信頼できる不動産業者と一緒に計画を立てて進めてみてください。
5.無料相談や取引実績について
5-1.無料相談について
この記事を読んで、不動産の売却についてもっと詳しく知りたいと感じた方は、ぜひ無料相談をご利用ください。
無料相談は可能であれば、対面やオンラインで2時間くらいじっくり行い、しっかりと状況を理解したいと考えています。
さらに、無料相談後に売却依頼をいただいた場合、仲介手数料を1.5%と通常の半額にしています。
と言うのも、相談を通じて相談者さまの状況をきちんと理解し、最適な戦略・ストーリーを立てやすくなるからです。
高い値段で売ることが出来たり、トラブルなく、ご満足いただける事が多いため、手数料を半額に割引しています。
5-2.無料相談の推移と成功事例
2012年から続けてきた無料相談では、これまでに1,200件を超えるケースを受け、その中から、250件以上の不動産取引を成功させています。
無料相談のお申し込みはこちらからお願いします。
この成功が可能だった主な理由は以下の二つだと思っています。
5-2-1.経験と事例の活用
長年にわたる豊富な経験を基に、個々の状況に応じた最適な対応を提供してきました。
このアプローチは多くのお客様に信頼されています。
5-2-2.戦略的なアプローチの確立
無料相談を通じて、お客様一人ひとりのニーズを深く理解し、適切な戦略を立てることができました。
相続したマンションの売却は重要な決断だと思います。
5-3.創業10年を超え、取引件数も250件を突破
2011年以降、250件以上の不動産取引を担当し、どの不動産を購入・売却すべきか、そして、その注意点への理解を深めています。
5-3-1.住み替え相談が増えています
現在、地方のみならず、東京においても相続や高齢化に伴うご自宅の売却と新居への住み替え相談が増加しています。
今後も、これまでの経験・強みを活かし、丁寧に対応し続けていきます。
5-3-2.住宅ローンの滞納相談
さらに、住宅ローンの返済に不安を感じる50代、60代の方々に対して、LINE公式アカウントや電話での無料相談を通じ、実務担当が直接対応しています。
成功事例の詳細は解決事例まとめに、私たちのGoogleの口コミもまとめてあります。
弊社のウェブサイトでは、お悩み解決事例を紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
———————————————
再生・売却成功事例
https://atliving.net/topic/category/case/
———————————————
注)これらの事例はトラブル解決の参考として掲載しております。ただし、個人情報保護のために価格や場所の詳細は変更しています。詳細はメールや面談でご説明いたします。
最近の投稿LATEST
アーカイブARCHIVE
- 2024年11月(1)
- 2024年09月(2)
- 2024年07月(1)
- 2024年06月(1)
- 2023年11月(1)
- 2023年10月(2)
- 2023年08月(3)
- 2022年11月(2)
- 2022年10月(2)
- 2022年09月(5)
- 2022年08月(9)
- 2022年07月(8)
- 2022年03月(1)
- 2022年02月(3)
- 2022年01月(3)
- 2021年12月(4)
- 2021年11月(3)
- 2021年10月(3)
- 2021年09月(3)
- 2021年08月(3)
- 2021年07月(2)
- 2021年06月(3)
- 2021年05月(3)
- 2021年04月(3)
- 2021年03月(3)
- 2021年02月(3)
- 2021年01月(3)
- 2020年11月(1)
- 2017年04月(1)